[本文]

国・地域名:
フィンランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
フィンランド技術庁(Tekes)
元記事公開日:
2016/06/16
抄訳記事公開日:
2016/08/09

フィンランド政府、保健セクターのコンピテンス基盤型成長を目指す2016~2018年のロードマップを発表

Government to create conditions for competence-based growth of health sector

本文:

フィンランド技術庁(Tekes)の2016年6月16日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年6月14日、フィンランド政府は、「保健セクターにおける研究イノベーション活動のための成長戦略、2016~2018年ロードマップ(Health Sector Growth Strategy for Research and Innovation Activities, Roadmap for 2016 – 2018)」を発表した。これは、2014年に発表された成長戦略の実施に関する詳細を記したもので、政府の主要なプロジェクトおよび優先分野とも合致している。

この戦略の目的は、運用環境を強化し、ひいては保健セクターの研究イノベーション、投資および新ビジネスにおける国際的な先駆者としてのフィンランドの地位をさらに高めることである。それと同時に、研究や技術によってもたらされる機会を通じて人々の健康と福祉を向上させ、フィンランドの高いヘルスケア水準を今後も確実に維持していくことも求められている。

予算上限に関する本年4月の話し合いで、政府は、国立がんセンターおよびゲノムセンターの設立、ならびにバイオバンク間で行われる共同活動の推進を目的に、主要支出項目「2017~2020年社会保険省(Ministry of Social Affairs and Health for 2017 – 2020)」に基づき1,700万ユーロを投資することを決定した。

今回のロードマップは、2016年6月14日にHouse of Estatesで開かれたセミナーの席で発表された。このセミナーには、特に新しい協力形態について議論するため、保健セクターに携わる100人以上の関係者が集まった。レーン大臣とグラン=ラーソネン大臣も、競争的な運用環境を確立するための政府の措置に関するパネルディスカッションに参加した。

[JSTパリ事務所]