[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/06/12
抄訳記事公開日:
2016/08/12

ドイツのメルケル首相、中国科学院大学で講演

德国总理默克尔访华 首站赴中国科学院大学演讲

本文:

2016年6月12日付の「中国科学報」ネット版は、「ドイツのメルケル首相、中国科学院大学で講演」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

6月12日、ドイツのメルケル首相が北京を訪問した。今回の訪中は10年前の就任後から9回目となる。訪中期間、メルケル首相と李克強総理は、第4回中独政府間協議を共同主宰する。目下、両国政府が積極的に「中国製造2025」、ドイツによる「インダストリー4.0」と全面的に融合することを推進する。イノベーションは第4回中独政府間協議の主要議題である。

同日、メルケル首相は中国科学院大学で講演し、中国科学院大学、南京大学の学生と相互交流をおこなった。同講演会では中国科学院副院長、中国科学院大学校長の丁仲礼院長が司会を行い、中国科学院院長、中国科学院大学の白春礼名誉校長が歓迎の挨拶を述べた。国家教育部の郝平副部長、中国科学院の譚鉄牛副院長、南京大学の陳駿学長が同講演会に出席し、南京大学の陳駿学長がメルケル首相に南京大学の名誉博士号を授与した。

白春礼氏は歓迎の挨拶の中で、「中国科学院はドイツとの科学研究交流協力を非常に重視している。40年以来、双方は若手科学者グループ、パートナー・グループ、円卓会議、ハイレベル人材誘致計画、共同研究所/実験室の構築等により複数の領域において、より深く協力を進めている。長年にわたり、中国科学院大学は積極的にマックス・プランク協会(※)等のドイツの研究機関、大学等の教育交流と科学研究協力を展開し、毎年、約100近い名の学生をドイツに派遣する」と述べた。

※ マックス・プランク協会は、基礎研究を行う83の研究所(うち5研究所と1支部はドイツ国外に所在)で構成され、ミュンヘンに本部を置いている。

[JST北京事務所]