国民教育・高等教育・研究省の2016年6月30日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

COSPACEは宇宙業界全体（産業界、実行機関、公的関係機関）の会合で、宇宙産業の主要課題について協議することを目的としている。今回会合（2016年6月30日）は2016年12月に予定されている欧州宇宙機関（ESA）の閣僚級会議に向けた準備に充てられた。

委員会の冒頭、ティエリ・マンドン担当大臣は、宇宙産業は劇的な価格の低下に直面していること、そしてアリアン6号により、フランスは競争においてなお優位を維持していることを再確認した。COSPACEは、近年のフランスの制度的な支援が宇宙産業を世界的にリードする位置まで押し上げたことを確認した上で、今後の宇宙産業の主要課題を提示した。

・新規プラットフォーム、高容量ペイロード、光技術など重点技術7領域に関して、衛星通信におけるこれまでにない急速な変化やイノベーションの波
・僻地住民のインターネット・アクセスに適用可能な具体的対応策として、衛星を利用した新規超高速ソリューションの展開
・地球観測に関するますますの競合
・アプリケーション分野の成長

[DW編集局+JSTパリ事務所]