アイルランド雇用・企業・イノベーション省の2016年7月14日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年7月14日に発表された、欧州委員会の欧州イノベーション・スコアボード2016（2016 European Innovation Scoreboard）において、アイルランドのイノベーションに関する実績が継続的に向上していることが報告された。メアリー・ミッチェル・オコナー雇用・企業・イノベーション大臣はその結果を歓迎した。

毎年発表されるこのイノベーション・スコアボードでは、EU加盟国の研究イノベーションの実績と、各国の研究イノベーションに関する制度の相対的な強みと弱みが比較、評価される。2016年のスコアボードでアイルランドは、EU加盟国28か国のうち、総合ランキングで8位から6位へと順位を上げた。

発表された成果に関しミッチェル・オコナー大臣は「政府がイノベーション2020（Innovation 2020）戦略において約束しているように、我々は、アイルランドがイノベーションの世界的リーダーになることを目指している。欧州イノベーション・スコアボードでも、2013年の10位に始まり、2014年には9位、2015年には8位、そして今年は6位と、我々のイノベーション実績は着実に向上している。イノベーション実績を高めることは、今後も引き続き政府にとって重点分野のひとつである」と述べている。

アイルランドは、イノベーターの規模という点で現在も総合的なリーダーの立場にあり、アイルランドの中小企業（SME）が、欧州のリーダーとして製品やプロセス、マーケティングのイノベーションにおいていかに革新的であるかを明示している。アイルランドはまた、経済効果の程度においても首位を維持しており、雇用や収益、輸入に関するイノベーションからも経済的な成功を獲得している。

[JSTパリ事務所]