[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2016/07/06
抄訳記事公開日:
2016/08/26

マイクロエレクトロニクスへの新規投資に期待

Gabriel: Neues Investitionsprogramm Mikroelektronik stärkt Innovationsstandort Deutschland

本文:

2017年度政府予算でマイクロエレクトロニクス産業への8億5,000万ユーロの投資計画が決定。これに関し連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

2017年度連邦予算案が可決し、BMWiはマイクロエレクトロニクス投資計画として8億5,000万ユーロを投入する。これに伴い2017年から2020年までの間に総額10億ユーロが用意される。この計画は他のEU加盟国と共同でいわゆる欧州共同重要計画として2017年にスタートし、今後ドイツでは少なくとも33億ユーロの投資がなされることになる。

ガブリエル大臣談:「マイクロエレクトロニクスは産業イノベーション拠点であるドイツにとって重要な要素であり、それゆえドイツは他のEU加盟国と共にマイクロエレクトロニクス投資計画を欧州が共に関心を抱く重要計画Important Project of Common European Interest(IPCEI)としてスタートさせる。これにより、ハイテク投資を通じた成長および繁栄の実現を目的とし、欧州のイノベーション政策について明確な発信を行うことになる。産業界は革新的な生産への投資として23億ユーロを約束している。これはイノベーション拠点ドイツにとって良好かつ重要なサインである」

欧州委員会はIPCEIに関して国際競争力維持のため革新的ハイテク投資を国レベルで助成する可能性を開いた。マイクロエレクトロニクス領域では、この数か月産業界と参加国が共同でこうしたプロジェクトと取り組んでいる。

今回の計画にはドイツの他、フランス、イタリア、オランダ、オーストリア、英国等多数の国が参加の意思を表明している。計画によれば、参加欧州企業は2017年から2020年までの間に65億ユーロの追加投資を見込んでいる。

[DW編集局]