[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2016/07/26
抄訳記事公開日:
2016/09/09

NRF、NSFとの間で学際的な基礎研究への支援に関する合意を発表

NSF and NRF announce agreement and the Institute of Cognitive Networking (iCON) between South Africa and the USA launched

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2016年7月26日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年7月25日、南アフリカ国立研究財団(NSF)と米国国立科学財団(NRF)が、両機関による学際的な基礎研究を支援するための正式な合意に達した、と発表した。この合意書は今後3か月以内に締結される予定で、人的資本の開発や多様性、そして特にジェンダーといった横断的な分野が含められることになっている。最初の協力テーマは、ICT、生物多様性、天文学、海洋分野などになる。

今回の発表は、南アフリカと米国によるInstitute of Cognitive Networking(iCON)の始動を祝う席で行われた。iCONとは、南アフリカと米国によるコグニティブワイヤレスネットワークに関連した共同研究や教育を推進、維持していくためのバーチャル研究所である。このプロジェクトでは産学官の各部門が参加し、通信サービスが不十分な地域に低コストで信頼できるブロードバンドアクセス環境を提供するための技術開発を目指す。iCONのコンセプトは、2016年1月に米国で開催された最初のワークショップの後、米国と南アフリカの間で行われた一連の協力的な取り組みをもとに形成されている。

イベントは、プレトリア大学の工学・IT・構築環境学部(Faculty of Engineering, IT and the Built Environment)の主催により、同学部長であるSunil Maharaj教授が主導し、NRFとNSFの支援の下に行われた。

[JSTパリ事務所]