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国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2016/08/17
抄訳記事公開日:
2016/09/20

Connectセンター、LoRa Alliance加盟によりIoTの未来をつくる

CONNECT CENTRE TO SHAPE INTERNET OF THINGS FUTURE

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2016年8月17日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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トリニティ・カレッジ(ダブリン大学)が、アイルランドの大学として初めてLoRa Alliance(https://www.lora-alliance.org/)に加盟した。LoRa Allianceは、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)に対応したアプリケーションの迅速な開発・展開を推進している国際的な組織である。トリニティ・カレッジは、将来のネットワーク通信のためのアイルランド科学財団(SFI)の研究センター、Connect(https://coonctcentre.ie/)を通じてLoRa Allianceに参加する。

2020年には、IoTに対応したデバイスの数が世界で200億を超え、その世界経済への影響は数兆ドルに上ると予想されている。製造業や保健衛生分野に多くのアプリケーションが導入されることで効率が向上し、コストが削減されるという点がその主なメリットになる。

Connectセンターの所長を務めるLinda Doyle教授は、「LoRa Allianceに加入することで、私たちはIBMやCisco、Orangeといった世界的な大手企業と肩を並べることになる。これは、トリニティ・カレッジとConnectセンターに、モノのインターネットの未来を形作るための素晴らしい機会をもたらすことになる。」とLoRa Allianceへの加盟を歓迎して述べた。

さらに、「現在、Connectセンターのパーベイシブ・ネーションプログラム(https://connectcentre.ie/news/introducing-pervasive-nation/)は、実用化に先立つ広範な研究を進めるため、IoTの全国的なテストベッドを構築しており、ここでは、主にLPWAネットワークが用いられる。これは接続に関連した素晴らしいソリューションで、この技術のLoRaバージョンの能力と可能性は私たちにとって特に興味深い。」とも述べた。

パーベイシブ・ネーションプログラムは、Connectセンターのパートナーとなっているアイルランド国内の高等教育機関で展開されている。

[JSTパリ事務所]