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国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2016/08/25
抄訳記事公開日:
2016/09/23

SASAC、ハイレベル・システム分析能力強化プログラムを実施

SASAC - Launch of three-week High-level System Analysis Capacity Strengthening Program

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2016年8月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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南アフリカ・システム分析センター(SASAC)が、2016年8月21日より3週間のハイレベル・システム分析能力強化プログラムを開始した。このプログラムは、2016年8月22日から9月9日にかけて、南アフリカのウィットウォーターズランド大学(ヨハネスブルク)およびリンポポ大学(ポロクワネ)で実施される予定となっており、キャリアの浅い研究者にとって、各々のシステム分析スキルを高め、国際的な研究界に自らの存在をアピールする絶好の機会となる。プログラムでは、ハイレベルな講演や研究開発セミナーのほか、政策展開を含む社会科学・自然科学分野のテーマをカバーしたワークショップも行われる。南アフリカ、アフリカおよび国際応用システム分析研究所(IIASA)加盟国から総勢27人がこのプログラムに参加する。

ウィットウォーターズランド大学の副総長代理(DVC)を務めるAndrew Crouch教授はイベントの席上で、南アフリカが抱える課題に対処する上でのシステム分析の重要性について述べた。また、SASACの責任者であるThandi Mgwebi教授は、2013年に開始された南アフリカ若手研究者夏期講座(現SASAC)を含む様々なプログラムを通じて、南アフリカが高等教育能力とシステム分析に戦略的な投資を行ってきた点を強調した。南アフリカ国立研究財団(NRF)の代表として出席したMotsakwe Rakgoale氏とSepo Hachigonta博士は、社会的課題の解決策を開発するためには、パートナーシップを強化し、分野横断的な研究を進めることが重要であると力説した。

今回のプログラムは、4つの大学(ウェスタン・ケープ大学、リンポポ大学、ウィットウォーターズランド大学およびステレンボッシュ大学)が構成するコンソーシアムによって実施される。今回のプログラムの資金は、南アフリカ科学技術省からNRFを通じて提供される。

[JSTパリ事務所]