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国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州研究会議(ERC)
元記事公開日:
2016/10/05
抄訳記事公開日:
2016/10/27

2016年ノーベル化学賞受賞者をERC議長が祝福

The 2016 Nobel Prize in Chemistry - ERC President congratulates the laureates

本文:

欧州研究会議(ERC)の2016年10月5日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2016年10月5日、スウェーデン王立科学アカデミーは、「分子マシンの設計および合成」に貢献したとして、ジャンピエール・ソバージュ教授、J. フレーザー・ストッダード教授、およびバーナード L. フェリンガ教授に2016年のノーベル化学賞を授与すると発表した。3人の受賞者は、いずれもEUが資金供与する研究プロジェクトに参加しており、バーナード・フェリンガ氏は、欧州研究会議(ERC)から2つの助成金も受給している。

ERCのジャンピエール・ブルギニョン議長は今回の受賞に際し、次のように話している。「本日発表された今年のノーベル化学賞受賞者のジャンピエール・ソバージュ氏、J. フレーザー・ストッダード氏およびバーナード L. フェリンガ氏には、欧州研究会議を代表して心より祝辞を述べたい。今日は欧州にとっても喜ばしい日となった。ERCは、2008年および2015年に上級助成金(Advanced Grant)制度を通じてバーナード・フェリンガ教授に資金を提供したことを非常に誇りに思っている。彼はERCの資金受給者としては6人目のノーベル賞受賞者で、9年前に設立されたばかりのERCにとって、これはこの上ない喜びである。科学研究の質のみに基づいた厳しい選出過程を経て、これまでに6,500人を超える研究者の意欲的なプロジェクトに資金が提供されている。本日の受賞のニュースは、欧州における先進的な研究に対するERCの取り組みが、科学および欧州全体への投資として大きな成功を収めたことを再確認するものといえよう。」

[JSTパリ事務所]