[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/09/14
抄訳記事公開日:
2016/11/08

貴陽市とカリフォルニア大学バークレー校、ビッグデータ研究センターの建設を計画

贵阳与加州大学伯克利分校筹建大数据研究中心

本文:

2016年9月14日付の「中国科学報」ネット版は、「貴陽市とカリフォルニア大学バークレー校、ビッグデータ研究センターの設立を計画」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
貴陽市政府、中国工業情報化部電子科学技術情報研究所、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)はこのほど、共同で「貴州バークレービッグデータ革新研究センター」を創設することを決定し、その除幕式が9月14日に貴陽市で開かれた。同センターの建設地は貴陽経済技術開発区に立地し、バークレー中国ビッグデータ産業技術本部及び教育基地を構築し、世界で大きな影響力を持つビッグデータ革新研究センターを形成することを目標とする。

貴州省は中国初の国際ビッグデータ総合試験区であり、ビッグデータがすでに貴陽市のイノベーション発展の重要なエンジンとなり、国家戦略のレベルに格上げされた。
「貴州バークレービッグデータ革新研究センター」の建設は以下の二段階で構想されている。

第一段階:貴州省の人民の健康と社会福祉に関するビッグデータを活用し、中国及び世界で普及の価値を持つビッグデータ分析研究応用センターを構築し、21世紀型の先端研究手法と政策実践データ分析による解決案を探索する。

第二段階:第一段階目標の達成に基づき、ビッグデータ民生サービス、ビッグデータ・政府管理、ビッグデータ産業応用の領域における基礎研究、技術開発等を展開し、ビッグデータによる政府の経済対策及び民生サービス能率の向上のサポートを支え、ビッグデータ・イノベーション駆動の産業発展変革を推進して、「1+5+X」体系を構築する。

「1+5+X」体系とは、1つのバークレー中国ビッグデータ産業技術革新センター、ビッグデータ研究開発プラットフォーム、ビッグデータ成果転化プラットフォーム等の5つのプラットフォーム、学齢児童ビッグデータ実験室、高齢者ビッグデータ実験室等のXの実験室を指す。

[JST北京事務所]