2016年9月23日付の「中国科学報」ネット版は、「『第18回中国科学技術協会（CAST）年次総会』、西安で開幕」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学技術協会と陕西省政府の開催による「第18回中国科学技術協会（CAST）年次総会」が9月24日に西安で開幕し、国内の行政、学術、産業、科学技術等各界の関係者及び海外参加者合計2700人余りが参加した。

今回の年次総会は「科学技術が牽引するイノベーション駆動型発展」をテーマとし、開幕式、特別講演会、陕西省政府の党政リーダーと院士専門家による座談会、学術交流会、軍民融合科学技術イノベーション展、科学技術者・創業・イノベーションコンテスト等が催される。

開幕式では、中国科学技術の「求是·傑出青年賞」と周光召基金の「科学技術賞」等が発表・授与され、その他、中国電子学会理事長、工業・情報化部副部長、中国科学院の懐進鵬院士、中国機械工程学会副理事長、西安交通大学機械工程学院院長、中国工程院の蘆秉恒院士、長江学者、清華大学の顔寧教授、中国科学技術協会副主席、中国ロケット技術研究院の李洪作院長による講演がある。

年次総会の学術交流・活動として、国内外の専門家と学者が学術分野発展や先端・学際融合を巡って陕西省の重点・注目の領域と結びつけて討議・交流する。

軍民融合科学技術イノベーション展では、宇宙、海洋、核応用、無人航空機システム、材料開発と応用の展示ゾーンを設置し、重点的に軍民融合の成果を展示する。また、科学技術者・創業イノベーションコンテストでは、ベンチャー投資企業、インキュベーター、投資家等による評価に基づき、優秀なプロジェクトを支援する。

その他、「科学技術普及活動」、「中国科学技術協会主席と大学生の座談会」、「求是·傑出青年賞受賞者座談会」、「中国の『両岸四地』（大陸部·台湾·香港·マカオ）科学技術協力フォーラム」等の活動を行う。

[JST北京事務所]