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- 国・地域名:
- デンマーク
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- デンマーク科学技術イノベーション庁
- 元記事公開日:
- 2016/09/28
- 抄訳記事公開日:
- 2016/11/15
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デンマーク初のドローン戦略が始動
- 本文:
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デンマーク科学技術イノベーション省の2016年9月28日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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デンマーク政府は、デンマークにおけるビジネスと研究者との間でドローン技術の開発にかかる知識の橋渡しを強化し、新たな雇用を生むことを目的として、同国初のドローン戦略を発表した。これにより、ドローンの持つ生産性と経済成長を促す可能性を推進していく考え。ドローンは、人的に対処されている、あるいは全く手が付けられていない数々の危険かつ困難なタスクを効率的にこなすことができる。デンマークの企業や研究者、公的機関ではすでに、エネルギー供給や洋上活動、農業、漁業、自然・環境保護、地理データなどの分野でドローンを利用し始めている。
しかし、ドローン技術が持つ可能性を100%活かし、全国的な雇用と成長に結びつけるには、まだ課題が残されている。政府はこのような課題に進展を促すため、意欲的なドローン戦略を打ち出した。一方、高等教育・科学省は、国の新たなドローン研究インフラに3,000万デンマーク・クローネを割り当てた。
ドローン戦略は、運輸・建設省のドローン利用に関する新しい規制とともに策定されている。この規制は、ドローンを商用利用する際の飛行の安全性と個人のプライバシーについて明確なルールを定めている。
今回のドローン戦略では、6つの分野と23の具体的なイニシアティブが取り上げられている。重点分野は、ドローン技術の研究、デンマーク国内に国際的にも魅力のあるテスト施設を設置すること、教育活動の強化、ドローンに関連した輸出の推進などである。イニシアティブとしては、デンマーク緊急事態管理局(Danish Emergency Management Agency)の作戦指揮官およびドローン・オペレーターを対象としたドローンに関する教養課程、フュン島のHCA空港でドローンを定期的にテストするための作業部会、新任のドローン・オペレーターを対象に、認可ドローン・スクールでプライバシーや安全性、気象学に関する指導を行うことなどが含められている。
[JSTパリ事務所]