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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 保健省(DH)
- 元記事公開日:
- 2016/09/08
- 抄訳記事公開日:
- 2016/11/17
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データと技術の活用による医療の向上
- 本文:
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保健省傘下の全英情報委員会(National Information Board: NIB)の2016年9月8日付標記記事では、同日NIBが初めてとなる年次報告書を公表した旨報じているところ、同報告書に関するジョン・ニュートン(John Newton)NIB議長代理(当時)のコメント概要は以下のとおり。
NIBは、デジタル化により可能となる医療システムに関して、高い目標ではあるが達成可能と考えられる構想の展開に向けた共同アプローチをとってきた。これは2014年11月に発表された「2020年の個別化医療」で明らかにされている。今回発表された年次報告書では、NIBがその構想の実現に向けて辿った道筋が示されている。
本報告書では、NIBワークストリームの作業詳細および昨年発表されたロードマップが、現在実施中の33件の個々の情報技術プログラムのポートフォリオに展開された経緯について述べている。2015年のスペンディング・レビューで技術に対して42億ポンドが確保されたことで、政府のNIB戦略に対する取り組みが示された。
本報告書では進捗報告に加えて、次の段階の実施の参考とするため保健大臣から諮問を受けた3つのインディペンデント・レビューにも注目している。”digital inclusivity”に関する報告、およびデータ・セキュリティ/コンセント/オプトアウトに関するレビューについては、(レビューの内容を受けた改革が)すでに開始されている。もう一つは、患者の電子記録を臨床医や患者向けに有効活用することに関するレビューである。
[DW編集局]