[本文]

国・地域名:
アイルランド
元記事の言語:
英語
公開機関:
アイルランド科学財団(SFI)
元記事公開日:
2016/10/18
抄訳記事公開日:
2016/11/30

次世代の優れた研究者に2,230万ユーロの研究投資を発表

MINISTER HALLIGAN ANNOUNCES RESEARCH INVESTMENT OF €22.3 MILLION IN NEXT GENERATION OF RESEARCH TALENT

本文:

アイルランド科学財団(SFI)の2016年10月18日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ジョン・ハリガン(TD)訓練・技能・イノベーション担当大臣が、重要な研究プロジェクト40件に2,230万ユーロの研究資金を投資することを発表した。この資金は、アイルランド科学財団(SFI)の若手研究者支援補助金(SIRG)プログラムおよびキャリア開発アワード(CDA)プログラムを通じて分配される。資金を受給したプロジェクトには4年間にわたって45万ユーロから87.7万ユーロが提供され、7か国の研究者100人近くを支援することになる。

ジョン・ハリガン(TD)訓練・技能・イノベーション担当大臣は今回の発表に際し、「SFIのSIRGプログラムおよびCDAプログラムに対する今回の投資により、研究者は各々の研究調査をさらに進め、キャリア開発を続けることができようになります。研究者は、アイルランドの研究を率いる次世代のリーダーとなり、国内外の研究界を形作っていくでしょう。この投資に関連した産業部門との共同研究は9つ含まれており、これらは、産業部門に対し、アイルランド各地の研究で明らかになった新たな専門知識を利用する機会を提供します。このようなキャリアの早い段階での共同研究は、アイルランドの経済や社会、そして現在、また将来に向けての優秀な研究拠点として我が国の評価を向上させるような関係構築に役立つことでしょう。」と話した。

2015年のSIRGでは、ジェンダー・イニシアティブが採用され、研究機関からの適格申請者12人のうち、男性の申請者は最大で6名までと定められた。2013年の申請者および資金獲得者に占める女性の割合は、いずれにおいてもわずか27%(22人中6人)に過ぎなかったが、2015年には適格申請者94人のうち44人が女性(47%)、50名が男性(53%)となり、このことを考えると、2015年に採用されたジェンダー・イニシアティブは成功であったと言える。また資金を獲得したプロポーザル20件のうち、55%(20件中11件)が女性によるものであった。

[JSTパリ事務所]