[本文]

国・地域名:
スイス
元記事の言語:
英語
公開機関:
スイス国立科学財団(SNSF)
元記事公開日:
2016/10/25
抄訳記事公開日:
2016/12/09

NORFACEとベルモント・フォーラムによる共同公募「Transformation to Sustainability:T2S」

NORFACE and Belmont Forum: announcement of multiple joint call "Transformation to Sustainability"

本文:

スイス国立科学財団(SNSF)の2016年10月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ERA-NETのNORFACEとベルモント・フォーラム(Belmont Forum)は、2016年12月に共同公募「持続可能性に向けての変革(Transformation to Sustainability:T2S)」を発表する。

ERA-NET「ファンディングエージェンシーのための新たな機会(New Opportunities for Research Funding Agency Co-operation in Europe:NORFACE)」は、欧州全域で進められている社会科学分野のイニシアティブで、欧州18か国の研究資金配分機関で構成されている。社会科学分野における国際的な共同研究を支援しており、各国および欧州レベルでその認知度を高めることを目的としている。スイス国立科学財団(SNSF)は、2015年春から正会員としてNORFACEに参加している。ベルモント・フォーラムは、地球の環境変動に関する研究に資金を提供する主な支援機関および新進の支援機関で構成されたグループで、国際的な資源を調整し、結集させることにより、持続可能性を妨げる大きな障害を除くのに必要な環境研究を推進することを狙いとしている。

今回の募集テーマは以下のとおり。気候変動や環境の悪化、また資源の窮乏により、世界ではこれまでにないような状況が生じており、持続可能性に関連した課題に取り組むには、従来の知識や能力育成では不十分である。環境的・社会的課題に対する新たな解決策をもたらすような持続可能性に向けた変革に関する研究を促すには、協調のとれた包括的な研究イニシアティブが必要であるとし、次の3つの募集のテーマが挙げられている。
・ 「持続可能性に向けての変革」のガバナンスおよび制度的側面
・ 「持続可能性に向けての変革」の経済および財源
・ 「持続可能性に向けての変革」に関連した福祉、生活の質、アイデンティティ、社会的・文化的価値観

12月に予定されている公募に関する詳細情報および参加要件は、ERA-NET NORFACEのウェブサイトに掲載される。

[JSTパリ事務所]