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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2016/11/01
- 抄訳記事公開日:
- 2016/12/13
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2016世界生命科学大会:中国で開催されるトップレベルの国際学術大会を開催
- 本文:
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2016年11月1日付の「中国科学報」ネット版は、「2016世界生命科学大会:中国で開催されるトップレベルの国際学術大会を開催」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
2016世界生命科学大会(2016 World Life Science Conference)が、11月1日に北京で開催され、ノーベル賞受賞者10人、世界食糧賞とウルフ賞農業部門受賞者4人、英王立協会会長、米科学院院長などの生命科学分野でのトップクラスの科学者らが多数出席した。同大会が今まで中国で開催されたトップレベルの大規模な国際学術会議で、生命科学分野の多くの研究テーマを網羅した。
開幕式では、全人代(全国人民代表大会)副委員長、中国科学院の陳竺院士が、「近年、中国は交雑水稲、誘導多能性幹細胞、動物臓器移植、生体工学角膜、エボラワクチン、抗腫瘍新薬等の方面で重大なイノベーションの成果とブレークスルーを遂げた。同大会では世界各国の科学技術者による交流・討論を通じて、イノベーションを喚起し、互いに学び合い、互恵・協力、WIN-WINの関係を実現し、共に人類の健康と福祉に貢献することを期待する」と表明した。
当日、国務院の劉延東副総理は北京•中南海で2016世界生命科学大会に出席した世界の有名な科学者らと会見した。劉延東副総理は、「中国政府は生命科学を含む科学技術イノベーションとヘルス産業の発展を非常に重視している。各国の科学者らによる協力・交流を強化し、研究成果を共有し、生命科学及び関連産業の持続的な発展を加速し、世界が直面する人口、健康、食品、環境等の課題を解決するように努力することで、人類福祉の増進に貢献することを期待する」と述べた。
中国科学技術協会が主催する2016世界生命科学大会は、「健康・農業・環境」をテーマとし、全国政治協商会議副主席、中国科学技術協会名誉主席の韓啓徳氏と、1975年のノーベル生理学医学賞受賞者、アメリカ•カリフォルニア工科大学のデビット・ボルティモア教授が、同大会の共同議長を務める。同大会は生物学、基礎医学、臨床医学、薬学、農業等の66の分科会から構成され、400余りの世界の有名な学者らが招待講演を行い、生物、健康、農業、環境等の分野における最新の研究成果及び発展趨勢に関して交流討論を行う。
[JST北京事務所]