[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2016/10/20
抄訳記事公開日:
2016/12/20

連邦政府支援研究所におけるポスドクの雇用が2年ぶりに増加

After two-year decline, postdoc employment at federally funded labs increases

本文:

2016年10月20日付の国立科学財団(NSF)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。

国立科学工学統計センター(NCSES)の最新の報告によれば、連邦政府のファンディング対象となっている研究開発機関(FFRDC)で雇用されているポスドク研究者数が2015年には2,696名に上昇し、2年ぶりに増加に転じた。総数で前回調査年の2,613名よりは高いが、ピークであった2010年の3,011名よりはまだ低い。

ポスドクは国の次世代科学・工学の重要な担い手であり、FFRDCでの雇用はポスドクにとっては貴重な研修の機会となる。

FFRDCにおける短期ビザでのポスドクの割合は過去10年間に減少しており、2005年の61.5%から2015年は53.8%になっている。しかしながらFFRDCでの雇用は依然として短期ビザでのポスドクが米国市民権または永住ビザでのポスドクを上回っている。前者が1,450名に対して後者は1,246名である。FFRDCにおけるポスドクは依然として男性が大半を占めているが、女性の比率は2005年の21%から2015年は24%に増えている。

2015年にFFRDCのポスドクが実行した研究は広範囲の分野にわたり、下記を含む。。

・物理学・天文学(全ポスドクの28%)
・工学分野(25%)
・化学(16%)
・材料・金属工学(8%)

[DW編集局+JSTワシントン事務所]