[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
財務省
元記事公開日:
2016/11/01
抄訳記事公開日:
2017/01/10

世界トップクラスの戦略で支えられる英国のサイバーセキュリティ

Britain’s cyber security bolstered by world-class strategy

本文:

財務省の2016年11月1日付標記発表の概要は以下のとおり。

フィリップ・ハモンド(Philip Hammond)財務大臣はこのほど、政府の新たなサイバーセキュリティ国家戦略(2016~2021年)を公式に発表した。当該新規戦略は、英国経済と英国市民のプライバシーを保護する断固たる施策を明らかにし、産業界に対してはサイバー攻撃からの被害を防止するための技量を磨くよう奨励している。2011年から実行されている当初戦略によるファンディング支援をほぼ倍増の19億ポンドとすることで、この新しい戦略では次の事項に取り組む。
・自動防御機能を活用して、増大するサイバー脅威から市民および企業の安全を守る方法
・英国のサイバーセキュリティ産業の成長の支援
・世界トップクラスのサイバー人材の開発
・犯罪者や敵対行為者からのサイバー攻撃の阻止

新戦略では、以下の3つの主要領域に特化した施策を講じる。
・防衛(Defend)
・阻止(Deter)
・開発(Develop)

「防衛」に関しては、進化するサイバー攻撃の脅威に対し英国を守るための方策を講じ、事案に効果的に対応し、英国に展開するネットワーク、データ、そしてシステムを保護し抵抗力あるものにすることが目指される。

「阻止」については、英国に対する悪意ある行為を検知・把握・調査・妨害し、攻撃者を追跡・追訴すべく、今年中に50名を超えるサイバー犯罪調査官や技術専門家を採用する予定である。

「開発」では、サイバー脅威に対応できる国民の能力を高めることを重視し、次世代を担う学生や専門家への投資を増やす。

新戦略については以下を参照されたい。
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/567242/national_cyber_security_strategy_2016.pdf

[DW編集局]