[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2016/11/18
抄訳記事公開日:
2017/01/11

中国、科学技術成果転化の業績を大学の審査 評価体系に取り入れる

科技成果转化成效纳入高校考核评价体系

本文:

2016年11月18日付の「中国科学報」ネット版は、「中国、科学技術成果転化の業績を大学の審査評価体系に取り入れる」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

科学技術成果転化の収益配分制度を改善し、科学技術成果移転・転化の関係者の権益を保障するために、教育部はこのほど、「大学の科学技術成果移転転化の促進に関する行動計画」を公布した。

同計画によると、第13次五カ年計画の期間に、大学は企業の技術ニーズの方向付けや産業転換やグレードアップを支援し、産業構造調整の重大な科学技術成果転化・応用を促進するために、大学の科学技術成果移転転化に関する能力を向上させることを目標とする。その総体要求は以下の通りである。

一、重点区域において、大学の科学技術成果移転転化センターを建設し、地方、企業、サイエンスパークとの産学研連携を展開して、中国とアメリカ、イギリス等の海外との大学の技術移転・転化やイノベーション協力の対話メカニズムを構築することを目指す。
二、専門的な著作物、教材、講義等の教育内容の転化により、科学技術成果の推進を加速し、産学研協同イノベーションを強化し、実力のある企業と共同で重点研究開発計画等の国家にとって重大な科学研究の任務を受託し、成果の産業化のモデルを構築する。
三、社会資金の関係ルートを拡大し、知的財産権の株式買収等の形式を導入し、産業資金の科学技術成果転化への参画を導き、エンジェル投資、私募ファンド(Private Fund)、ベンチャーキャピタル(venture capital)等の民間資本を引き寄せ、大学科学技術成果転化への参画を促す。
四、科学技術の成果、関連の知的財産権の情報を一般に公開し、科学技術成果転化の業績を大学の審査評価体系に取り入れる。

[JST北京事務所]