[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2016/11/29
抄訳記事公開日:
2017/01/17

保護、予防、治療の強化

Schutz, Prävention und Therapie stärken

本文:

連邦教育研究省(BMBF)は性的暴力および虐待に関する研究を拡大することとし、概略下記のような報道発表を行った。

BMBFは、児童および概ね18歳までの若年者保護強化のため性的暴力および虐待に関する研究を強化する。総額2,500万ユーロを投資して、研究計画をスタートさせる。特に調査研究の対象となるのは、教育の場における性的暴力並びに幼年期および少年期における暴力、ネグレクト、虐待等との関連で発生しうる行動障害である。

ヴァンカ大臣は、「児童および若者の性的暴力からの保護改善を目指しており、予防的に子供にも判りやすい教育の提供や、教育に携わる者の注意喚起に注力していく。同時に被害者のために新しい対処方法を開発するため健康研究を充実させる」と語った。

2011年からBMBFはドイツにおける性的暴力および虐待というテーマに関する持続的、国際的な知名度を持つ研究コミュニティを構築している。50件以上の研究計画や、5つのジュニア・プロフェッサー職が創設され、約3,800万ユーロで助成されている。

この研究の成果は、「保護、予防、治療-性的暴力に関する研究」会議で公表された。ウルム大学の研究アライアンス、CANMANAGEは虐待の犠牲になった児童、少年をいかにしてより効果的に救うことができたかを明らかにした。このために重要なことは、児童・少年支援機関、法律、保健機関等の密接な協力である。

[DW編集局]