[本文]

国・地域名:
南アフリカ
元記事の言語:
英語
公開機関:
南アフリカ国立研究財団(NRF)
元記事公開日:
2016/11/29
抄訳記事公開日:
2017/01/18

GRCアフリカ地域会合をモザンビークで開催

Africa Week 2016, Maputo, Mozambique

本文:

南アフリカ国立研究財団(NRF)の2016年11月29日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===
2016年11月23日から25日にかけ、モザンビークで、グローバル・リサーチ・カウンシル(GRC)アフリカ地域会合および科学研究費助成機関イニシアティブ(SGCI)年次フォーラムが開催された。この会合は、モザンビーク国営投資基金(Fundo Nacional De Investigacao:FNI)と南アフリカ国立研究財団(NRF)が主催して行われた。SGCIは、英国の国際開発省(DFID)、カナダ国際開発研究センター(IDRC)およびNRFが支援するイニシアティブで、アフリカ開発のための新パートナーシップ(AU/NEPAD)とともに年次フォーラムを主催しており、2つの別個のセッションも並行して実施された。また、ドイツ研究振興協会(DFG)の協力を得て、農業イノベーションに関する学術シンポジウムも開かれた。

研究費助成機関の会合を開催するにあたってのこうした協調的なアプローチでは、すべてのパートナーの力と技能が活用されるため、地域の協力関係がさらに強まり、大陸および地域レベルで科学技術イノベーションを統合するためのアフリカの取り組みも強化される。

今回の会合では、2017年のGRC年次会合のテーマである、「世界の研究費助成機関における能力開発と連帯(Capacity Building and Connectivity among Granting Agencies Worldwide)」および「基礎研究とイノベーションの間の動的相互作用(The Dynamic Interplay between Fundamental Research and Innovation)」に関して話し合いが行われた。会合には、アフリカの14の研究費助成機関のほか、カナダ(2017年のGRC年次会合をペルーと共同主催の予定)、ドイツ、英国および日本の上席レベルのメンバーも出席した。

GRCのテーマに関する討議や意見交換を促し、調整するため、毎年世界の5つの地域(アフリカ、米州、アジア太平洋、欧州および中東/北アフリカ)で地域会合が開かれている。第5回GRC年次会合では、モザンビークFNIと南アフリカNRFが選ばれ、2017年の年次会合に備えて2016年のGRCアフリカ地域会合を共同主催することとなった。

GRCの理事会は、第6回年次会合の共同主催国としてカナダとペルーを選出した。会合は2017年5月29日から31日にかけてオタワで開かれる予定で、IDRCとともにカナダ自然科学・工学研究会議(NSERC)およびペルーの国立科学技術委員会(CONCYTEC)が協力する。

NRFおよびIDRCは、2016年内に初めてのMultilateral and Joint Chairs Initiativeを発表する予定。

[JSTパリ事務所]