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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2016/11/30
- 抄訳記事公開日:
- 2017/01/18
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開発途上国のための効果的なワクチン開発
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)は、開発途上国の感染症に特化した新薬開発、臨床研究、製品化を行う国際的な非営利組織(PDPs:Produktentwicklungspartnerschaften)への支援を増やすこととし、概略下記のような報道発表を行った。
BMBFは2017年からPDPs(製品開発パートナーシップ)への更なる助成として5,000万ユーロを投資する。第一次助成ラウンド(2016-2016)に比較し、今後5年間の総額は二倍となる。
製品開発パートナーシップは国際的NPOであり、これまで疎かにされてきた、貧困に起因する疾病に対する医薬品、診断法、予防法を開発することを使命としている。医薬品産業界は経済的なインセンティブが不足しているため、これまでこの研究へ十分に投資して来なかった。貧困に起因する疾病は発展途上および中進国の貧困地域における疾病負担の大部分の原因となっており、その市場も限られている。
ヴァンカ大臣はPDPsとの助成協定の調印に当たり、「疾病による高い負担と少なすぎる研究資金間のアンバランスを解消しなければならない。このため最貧地域において数十億人が苦しむ感染症の予防、診断、治療のための革新的な医薬品への公的投資を緊急に必要としている」と語った。
PDPsの戦略は研究者を募集し、グローバル・ヘルスへの重要なイノベーションを推進するため適切な開発パートナーを特定することである。PDPsへの助成はグローバル・ヘルスに関する研究へのドイツの熱意を証明するものである。第一次助成ラウンドに関する外部評価の良好な結果は更なる助成への信頼できる基盤となっている。
[DW編集局]