[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
- 元記事公開日:
- 2016/12/14
- 抄訳記事公開日:
- 2017/01/27
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科学の公正性に関するピエール・コルヴォル報告の提言の実施
- 本文:
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国民教育・高等教育・研究省の2016年12月14日付標記発表によると、ティエリ・マンドン高等教育・研究担当大臣はこのほど、2016年6月に提出された科学の公正性に関するピエール・コルヴォル報告の結論の実施方法についてピエール・コルヴォル教授の提言を受け入れた。
コルヴォル教授は次の4つの施策を提示していた。
・研究・高等教育評価高等評議会(HCERES)が統括する科学の公正性に関する国の部局(OFIS)の設置
・すべての機関が報告書の提言を適用して、研究における職業倫理憲章を遵守することを要求する通知書の公表
・国立研究機構(ANR)からファンディングを受ける機関での憲章順守を確保するための、(ANRによる)措置の実施
・OFIS、該当する全機関、およびピエール・コルヴォル教授主導の作業グループが参加する会議(年次会議とすることを狙う)を2017年初めに開催マンドン大臣は、「疑惑や懐疑のリスクと無縁でない」時代にあって、また「科学の不変な解釈と研究者に対する信頼こそが、国家の持続可能な取り組みを唯一正当化する」時代にあって、科学の公正性の重要性について再認識を求めた。
コレージュ・ド・フランス名誉理事のピエール・コルヴォル教授は科学的データの完全性に関する報告を2016年6月29日付で提出した。
[DW編集局+JSTパリ事務所]