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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2016/12/30
- 抄訳記事公開日:
- 2017/02/14
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米国エネルギー省が地域振興のためにオークリッジ市に土地を譲渡
- 本文:
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2016年12月30日付の米国エネルギー省(DOE)による標記に関する発表の概要は以下のとおりである。
アーネスト・モニス(Arnest Moniz)米国エネルギー長官、チャック・フライシュマン(Chuck Fleischmann)連邦議員、および、ウォーレン・グック(Warren Gooch)オークリッジ市長は、米国エネルギー省(DOE)の米国科学エネルギー博物館(AMSE)の建物および付随する17.12エーカーの土地をオークリッジ市に譲渡することに合意した。代わりに、DOEは、教育とアウトリーチ活動を継続するためのスペースを市から受け取る予定である。これらの教育的取り組みは、エネルギー省とオークリッジ市間の長期的パートナーシップを表すものである。
DOEは1949年に連邦政府が最初に設立したアメリカ原子力博物館の後継として、1975年に現在の場所にAMSEを開設し、第二次世界大戦中のマンハッタン計画での活動を展示している。今日、AMSEはDOEのオークリッジ国立研究所(ORNL)の管理・運営を請負っているUT-Battelleによって運営されており、毎年約6万5,000人の来場者を集めている。また、AMSEは、ORNLの黒鉛炉、Y-12国家安全保障施設、旧K-25拠点(現在はテネシー州東テクノパーク)を含むDOEバスツアーの出発点として使用されている。
連邦政府が、所有する建物および付随する土地の所有権と管理をオークリッジ市に譲渡することにより、市は将来の革新的な開発と景気刺激策の機会を探ることができ、DOEは長期的に200万ドル以上の維持管理費と運営経費を節約できる。引き換えに、オークリッジ市は、賃貸料、公共料金、保守費を無料として、15年間、18,000平方フィートのスペースを連邦政府に提供する予定である。占有契約により、新たな場所への移転準備に要する1年の間、DOEは現在の場所でAMSEを運営し続けることができる。AMSEでは、オークリッジの歴史、現代科学、国家安全保障に焦点を当てた公教育とアウトリーチ活動が継続される。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]