[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2017/01/17
抄訳記事公開日:
2017/02/24

シンポジウム「ドイツの未来に関する‐イノベーションアジェンダ」

Symposium Deutschlands Zukunft – Innovationsagenda #de2025: Bundeswirtschaftsminister Gabriel fordert Vorfahrt für Investitionen

本文:

ガブリエル連邦経済大臣が10年後のドイツの将来に関し議論するため各界オピニオン・リーダーを招く。これに先立ち連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

ガブリエル大臣はベルリンにおける「ドイツの未来‐イノベーションアジェンダ#de2025」シンポジウムに国際的な専門家を招く。

ガブリエル大臣談:「ドイツの経済は現在良好な状況にあるが、これに満足していてはいけない。いかにしてドイツをさらに発展させらるかを自問しなければならない。ドイツが高所得の雇用を伴う国民経済を維持しようとするのならば、過去の投資の停滞を取り戻さなければならないことはもとより、未来投資へもっと目を向けなければならない。」

「節約、負債の圧縮、リスク回避」といった保守的な答えでは、成長や雇用のために持続的な刺激を得ることはできない。むしろ反対の効果をもたらすことになる。低金利と国家の収支が黒字であるからといって、公的資産の減少に手をこまねいているならば、将来これが高いものにつくに違いない、即ち競争力の低下と低成長という報いが訪れることになる。従って、刷新とイノベーション創出のためには、教育、研究そしてデジタル・インフラへの投資が重要である。」

シンポジウムにおいては大臣と並び、Google の副社長で法務責任者(Senior Vice President and General Counsel )であるKent Walkerがイノベーションに関する基調講演をすることになっている。

引き続き参加者は二つのパネルに別れ、議論に入る。「未来を形成。いかにしてドイツと欧州における必要な投資を結集できるか」を命題として、どこで、どのようにインフラの近代化を前進させることができるのか、またそのための必要な投資を鼓舞することができるのかについて第一パネルの専門家は議論する。第二パネルは「教育、デジタル社会および労働4.0における、より多くの機会均等を」を命題にデジタル化のチャンスおよび重要課題を中心として取り組む。

[DW編集局]