[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2017/01/16
抄訳記事公開日:
2017/03/02

亡命科学者の緊急受け入れ支援プログラム(PAUSE)の発足

Lancement du Programme d'aide à l'accueil en urgence des scientifiques en exil (PAUSE)

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2017年1月16日付標記発表の概要は以下のとおり。

ティエリ・マンドン高等教育・研究担当大臣は2017年1月16日、亡命科学者の緊急受け入れ支援プログラム(PAUSE)の創設に関して、コレージュ・ド・フランスおよびパリ大学本部との協定に署名した。

学問の自由、さらには生存の自由までもが脅かされている大学の状況について高等教育・研究当事者からの通報を受けて、マンドン高等教育・研究担当大臣は切迫した状況にある外国人研究者および研究教育者の受け入れ促進を可能にするプログラムの創設を決めた。これは米国、英国に(ごく最近ではドイツにも)長年存在する制度に倣ったものである。

本プログラムは高等教育・研究施設や研究機関と連携し、コレージュ・ド・フランスの教授などハイレベルの後援者の支援も受ける。特に知識人の受け入れなどフランスの伝統を復活させて、この展開で市民社会との連携が確保されるような高い目標の革新的なプログラムを推進できるよう国民教育・高等教育・研究省(MENESR)は期待している。そのためにMENESRは本プログラムに対して当初基金として100万ユーロを配賦し、3名分の雇用を認める。

[DW編集局+JSTパリ事務所]