[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2017/02/17
抄訳記事公開日:
2017/04/06

中国科学院の国際科学研究協力、ネイチャー・インデック2016―コラボレーションズで世界第4位にランク入り

中科院科研合作位列全球科研机构第四

本文:

2017年2月17日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院の国際科学研究協力、世界第4位にランク入り」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

ネイチャー科学誌はこのほど、「ネイチャー・インデック2016―コラボレーションズ」(Nature Index 2016 Collaborations)を発表した。同報告書の分析によると、中国は国際共同科学研究の中心地となっており、中国科学院が、中国科学研究機構の牽引役として国際協力の世界科学研究機構トップ100の中で第4位にランクされた。

国際的に著名な学術出版機構であるネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は2014年末に、初めてネイチャー・インデック(Nature Index)を発表した。ネイチャー・インデック(Nature Index)は毎年の世界一流68の科学誌の中から約57000編の論文をカバーし、優れた選定基準とコンセンサスにより、同インデックスは科学界に広く認められている。

ネイチャー・インデックスによると、国別では、中国は米国、ドイツ、イギリスに続き第4位にランクされた。そのうち、中国と米国の共同研究が最も多く、国際共同科学研究において最も重要な二国間関係となり、他の国々よりも最高値の協力ポイントを取得し、2012~2015年の間に、中米両国の研究協力が80%以上急成長した。その他、米国に次いで中国との科学研究協力が多いのはそれぞれドイツ、イギリス、日本、オーストラリア、シンガポール、カナダ、フランスである。

機関別では、「ネイチャー・インデック2016―コラボレーションズ」(Nature Index 2016 Collaborations)は世界165カ国の20,000機関の科学研究機構から国際協力ポイントがトップ100の科学研究機構が選定されている。その中には米国航空宇宙局(NASA)、フランス国立科学研究センター(CNRS)、ドイツの国際マックスプランクスクール(International Max Planck Research School)、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)等の有名な総合専門科学研究機構及びハーバード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学バークレー校等の有名な大学が含まれる。そのうち、中国科学院はフランス国立科学研究センター(CNRS)、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)、欧州原子核研究機構(CERN)に次ぐ第4位にランクされ、中国科学院大学は第11位にランクされた。その他、22機関の中国の組織も世界トップ100に入った(天津大学-第7位、南京郵電大学-16位、北京大学-20位)。

中国科学院と協力する最も多くの世界一流の科学研究機構はドイツの国際マックスプランクスクール(International Max Planck Research School)、ジョージア工科大学、フランス国立科学研究センター(CNRS)、ハーバード大学、スタンフォード大学、 ドイツ研究センターヘルムホルツ協会、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)、シンガポール国立大学、オックスフォード大学、シカゴ大学等である。

学術分野別では、化学分野での国際協力において中国科学院は科学研究機構として再び第1位にランクされ、その他、ライフサイエンス分野における中国科学院の国際科学研究協力が倍以上に増加した。

現在、中国科学院は「率先行動」計画を更に進めており、国際的に一流の科学研究機構の建設を重要な目標の一つとして、国際協力メカニズムの構築と国際大科学計画の実施に力を入れ、学術特色と世界影響力を持つ科学研究センターとイノベーションの高みを目指すべく努力している。

2017年2月17日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院の国際科学研究協力、世界第4位にランク入り」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

ネイチャー科学誌はこのほど、「ネイチャー・インデック2016―コラボレーションズ」(Nature Index 2016 Collaborations)を発表した。同報告書の分析によると、中国は国際共同科学研究の中心地となっており、中国科学院が、中国科学研究機構の牽引役として国際協力の世界科学研究機構トップ100の中で第4位にランクされた。

国際的に著名な学術出版機構であるネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)は2014年末に、初めてネイチャー・インデック(Nature Index)を発表した。ネイチャー・インデック(Nature Index)は毎年の世界一流68の科学誌の中から約57000編の論文をカバーし、優れた選定基準とコンセンサスにより、同インデックスは科学界に広く認められている。

ネイチャー・インデックスによると、国別では、中国は米国、ドイツ、イギリスに続き第4位にランクされた。そのうち、中国と米国の共同研究が最も多く、国際共同科学研究において最も重要な二国間関係となり、他の国々よりも最高値の協力ポイントを取得し、2012~2015年の間に、中米両国の研究協力が80%以上急成長した。その他、米国に次いで中国との科学研究協力が多いのはそれぞれドイツ、イギリス、日本、オーストラリア、シンガポール、カナダ、フランスである。

機関別では、「ネイチャー・インデック2016―コラボレーションズ」(Nature Index 2016 Collaborations)は世界165カ国の20,000機関の科学研究機構から国際協力ポイントがトップ100の科学研究機構が選定されている。その中には米国航空宇宙局(NASA)、フランス国立科学研究センター(CNRS)、ドイツの国際マックスプランクスクール(International Max Planck Research School)、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)等の有名な総合・専門科学研究機構及びハーバード大学、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学バークレー校等の有名な大学が含まれる。そのうち、中国科学院はフランス国立科学研究センター(CNRS)、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)、欧州原子核研究機構(CERN)に次ぐ第4位にランクされ、中国科学院大学は第11位にランクされた。その他、22機関の中国の組織も世界トップ100に入った(天津大学-第7位、南京郵電大学-16位、北京大学-20位)。

中国科学院と協力する最も多くの世界一流の科学研究機構はドイツの国際マックスプランクスクール(International Max Planck Research School)、ジョージア工科大学、フランス国立科学研究センター(CNRS)、ハーバード大学、スタンフォード大学、 ドイツ研究センターヘルムホルツ協会、イタリア国立宇宙物理学研究所(INAF)、シンガポール国立大学、オックスフォード大学、シカゴ大学等である。

学術分野別では、化学分野での国際協力において中国科学院は科学研究機構として再び第1位にランクされ、その他、ライフサイエンス分野における中国科学院の国際科学研究協力が倍以上に増加した。

現在、中国科学院は「率先行動」計画を更に進めており、国際的に一流の科学研究機構の建設を重要な目標の一つとして、国際協力メカニズムの構築と国際大科学計画の実施に力を入れ、学術特色と世界影響力を持つ科学研究センターとイノベーションの高みを目指すべく努力している。

[JST北京事務所]