[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2017/02/20
抄訳記事公開日:
2017/04/07

再生可能エネルギー研究ネットワークの太陽光発電分野第1回総会を開会

Sonnige Aussichten: Staatssekretär Baake eröffnet die 1. Vollversammlung der Photovoltaik-Sparte im Forschungsnetzwerk Erneuerbare Energien

本文:

再生可能エネルギー研究ネットワークの太陽光発電分野(PV)の第1回総会がベルリンで開催され、これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)が概略下記のような報道発表を行った。

世界では太陽エネルギーを利用する国がますます増えている。世界中に設置された太陽光発電のキャパシティは2016年には約295ギガワットという記録的水準となっている。ドイツにおいても太陽光発電はエネルギー転換の成功のカギを握っている。ベルリンで開催された再生可能エネルギー研究ネットワークの太陽光発電分野第1回総会のテーマとなるのはPVの開発および戦略的研究重点分野である。

バーケBMWi次官談:「太陽光発電はエネルギー転換政策の支柱の一つである。これまでの研究および継続的な開発は予想以上のコスト削減に寄与した。将来的には、PVの電力システム、産業、建物等への組み入れを成功させるために、全体を見渡した研究コンセプト構築がますます重要となる」。

研究機関、産業界、政界からの参加者約120人が2日間にわたり、システム技術、プラント建設、コンポーネント製造等における現状について情報交換を行う。各種のワーキンググループでは多様な技術やプロセスに関する研究の必要性について集中的に議論される。その結果は今後、新しいエネルギー研究プログラムに関する協議プロセスにおいてエネルギー研究の計画立案に利用される。

技術的なイノベーションなしに、現在のエネルギー供給構造を持続可能なシステムに転換することは考えられない。しかしながら、イノベーションは高水準の研究および技術開発からしか生まれてこない。したがってエネルギー研究およびその成果の迅速な実用化がエネルギー政策の主要な要素となる。

「研究ネットワーク」「エネルギー」は政界、産業界、アカデミアのインターフェースとしての役割が期待されている。これまでに、建造物、、地域、電力網等7つの重点研究分野が形成されている。最新の重点は新しいエネルギー研究プログラムの準備である。なおPVは重点分野「再生可能エネルギー研究」の主たる要素として2016年4月に採択された。

[DW編集局]