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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2017/03/18
- 抄訳記事公開日:
- 2017/05/10
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中国科学院、青海、福建と新たな科学技術協力に関する覚書を締結
- 本文:
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2017年3月18日付の「中国科学報」ネット版は、「中国科学院、青海、福建と新たな科学技術協力に関する覚書を締結」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。
「中国科学院-青海福建省、国民経済建設の主戦場に目を向け、科学技術協力座談会」が北京で開催され、「第十三次五カ年計画(2016-2020年)」の重点任務を配置し、新たな科学技術協力に関する覚書を締結した。
座談会では、中国科学院院長・党グループ委員会書記の白春礼氏は、「中国科学院は世界科学技術の最先端、国の重大なニーズ、国民経済建設の主戦場に向けて、全面的に『三つの指向、四つの率先』という中国科学院の新方針を貫徹していく。近年以来、中国科学院と市・省等の地方政府は、当地経済社会発展の主要な科学技術ニーズにおいて、全方位、多層レベル、広領域で実際的な協力を展開しており、顕著な効果・進展を遂げてきた」と表明した。
白春礼院長は、「『第十二次五カ年計画(2011-2015年)』期間、中国科学院は改革の全面的深化を推進し、積極的に科学技術開発研究を展開し、複数の重大な成果と進展を遂げた。中国科学院は、科学技術成果の移転転化で、民間企業の売上は1.5億元(約24億円)を超えて、中国科学院が投資する企業の営業収入は累計で1.5億元(約24億円)に達した」と指摘した。
白院長は、「科学技術イノベーションの総体的な要求及び地方政府の科学技術協力の切実な要求希望に応じ、中国科学院は青海と福建省との科学技術協力を特に重点に置く」と強調し、以下の希望と建議を提出した。
一、地域の重大なニーズに向けての重要な成果を産出できるように努力する。
二、体制メカニズムのイノベーションを加速し、成果の移転転化を促進する。
三、戦略研究諮問機能を強化し、政府の科学政策決定に対するサービスを提供する。
四、人材チームの建設を推進し、協力人材育成の基礎を打ち立てる。青海省の王黎明副省長の紹介によると、「第十二次五カ年計画」期間中に、中国科学院は青海省と提携し、青海省の科学技術イノベーション能力を向上させ、青海省の経済社会発展に有益な科学的支援を提供している。青海省委員会副書記、省長である王建軍氏は、「中国科学院が青海の生態環境、エネルギー備蓄及び新エネルギー発展等に関心を持ってもらい、生態保護、資源開発、エネルギー転換等の方面で重点的支援を行い、青海省の科学研究開発の総体レベル及び科学技術イノベーション駆動能力を向上させるよう支援することを期待している」と表明した。
福建省委員会副書記、省長である于偉国氏は、「近年以来、中国科学院は、鍵となる技術、プラットフォーム構築、専門家シンクタンク等の方面で福建省の経済社会発展に大きな支援を与えてくれた。今後、双方は協力を強化し、より良い、より多くの科学技術成果について、福建省での転化実行を促進して、更に当地のイノベーション発展に多くの効果を遂げることを期待する」と表明した。
[JST北京事務所]