[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2017/03/21
抄訳記事公開日:
2017/05/12

人工知能技術開発のための FRANCE I.A.(フランス人工知能)戦略

Présentation de la stratégie France I.A., pour le développement des technologies d'intelligence artificielle

本文:

国民教育・高等教育・研究省(MENESR)の2017年3月21日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

フランスにおける人工知能開発を目指す公共政策の提案を目的として、2017年1月20日~3月14日政府のイニシアチブにより17の作業グループが会合した。多様な作業グループから約50項目の提案が寄せられた。

作業グループがの提案を踏まえ、次のような複数の施策が2017年中に導入される。
・作業グループによる提言を実施に移す任を負う””FRANCE IA””戦略委員会を、大学界、研究界、経済界、市民社会を結集して設置する。
・EUが共同出資(10億ユーロ)するAIに関するFET Flagshipsプログラムへの応募を支援する。
・将来への投資(PIA 3)優先研究課題プログラムの一環で、最も優秀なAI人材を特定、勧誘、確保する目的で研究機関を動員する新規プログラムを開始する。
・研究向けの分散型インフラの資金支援を行う。
・学際的な人工知能研究センターの特定または創設に向けたた官民コンソーシアムを構成する。
・公的なイノベーション支援全般の優先課題の中に、2017年末までにAIを体系的に取り込む。
・フランスの新興企業10社に各々2,500万ユーロ強を今後5年間に投資する目標を達成するため、官(BPIFrance、PIA)や民の資源を活用する。
・各業界が2017年末までに分野別のIA戦略を策定できるように、自動車、顧客関係、金融、医療、鉄道輸送の各業界を動員する。
・3~6分野の分野別データ共有プラットフォームに関するプロジェクト公募を2017年末までに開始する。

作業グループによる提言に対し今後””FRANCE IA””戦略委員会で検討が加えられて、追加的な判断が下される。

[DW編集局+JSTパリ事務所]