国民教育・高等教育・研究省（MENESR）の2017年3月29日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

2010年、第1次将来への投資プログラムは、17件の候補の中から6件の大学病院研究院（IHU）の採択、指定、ファンディングを可能にした。独自のテーマのもとに研究者、臨床医、患者、企業が結集して、IHUは今日ではよく知られた高度研究エコシステムを構成する。

2016年に採択された第3次将来への投資プログラムにより、政府はIHU追加的な設置を決めた。全体で2億ユーロの予算枠が与えられた本プログラムでは、新たに最大3件の中核的研究拠点の創出が可能になる。応募の受け付けは国立研究機構（ANR）が行う。

既存の6つのIHU同様に、新設の各IHUは1つの大学、1つの医療施設、1つの研究施設が連携する。その結果特定テーマの領域で研究者及び医療専門家で構成するチームが、治療、教育、研究、成果利用に関する高度プログラムをめぐって結成される。IHUは各々のテーマ領域におけるトランスレーショナル研究を展開する任務を有し、基礎研究と臨床応用・産業応用との間の連携強化を図る狙いがある。これにより革新的な予防、診断、治療のための製品・製法の開発を促進する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]