[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科技網
元記事公開日:
2017/03/31
抄訳記事公開日:
2017/05/22

南京、政府+銀行+ファンド管理人の新たな投資ファンドモデルを創造

政府+银行+基金管理人,南京开创投资基金新模式

本文:

2017年3月31日付の「中国科技網」ネット版は、「南京、政府+銀行+ファンド管理人の新たな投資ファンドモデルを創造」と報じた。本記事ではその概要をまとめる。

3月31日、南京江北新区「サービス貿易ファンド」と「通航ファンド」が正式に開業し、政府、銀行、ファンド管理人協力の新たなモデルを創造する。

「サービス貿易ファンド」は、中国サービス貿易分野における初の政府主導のファンドである。南京江北新区発展ファンド、南京銀行、盛世揚子により共同設立され、主に現代サービス業の分野に投資する。「通航ファンド」は、南京江北新区発展ファンド、南京銀行、盛世揚子により共同設立され、主に通用航空産業と産業チェーンに投資し、対象は知能製造、ハイテク設備、新材料等を含む。

サービス貿易産業、通用航空産業は全て国家が重点的に奨励・支援する重点発展産業で、両産業の発展を推進するために、国務院が関連政策を公布した。現在、国務院は江北新区をサービス貿易におけるイノベーション発展の試験区と明示し、国家発展改革委員会は南京市を中国初の通用航空産業総合モデル区と明確に位置づけている。

南京江北新区発展ファンドの発起により設立された「サービス貿易ファンド」と「通航ファンド」は市場運営を更に拡大させ、政府、銀行、ファンド管理人による新たな協力のモデルを構築した。

「サービス貿易ファンド」と「通航ファンド」のファンド管理人は南京盛世揚子ファンド投資管理有限公司で、その親企業は江蘇、南京省・市の国有資本と中国国内最大の親ファンド管理機構、最大の政府ガイドファンド管理機構-盛世投資である。

江蘇省財政庁の責任者は、「二つのファンドの資産規模は全て20億元(約340億円)で、銀行により9:1の比率で株式への出資を行う。これは政府、銀行、ファンド管理人による新たな協力モデルを構築し、財政資金の増益効果を拡大できる」と表明した。

業界専門家の分析によると、今回の金融イノベーションの探求と協力は有効な形で投資規模を拡大させ、多様なルートで各資源による創業イノベーションへの投入、市場供給の質の向上及び供給の拡大において、重要な意義を持っている。

[JST北京事務所]