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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/04/03
- 抄訳記事公開日:
- 2017/05/23
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連邦教育研究省がデジタル人材育成策を拡充
- 本文:
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連邦教育研究省(BMBF)は新たに「ITユース選手権」を行うこととし、これに関して概略下記のような報道発表を行った。
BMBFはプログラミングに関心が高い生徒たちを対象に、この5月から新たに「ITユース選手権」を行う。全ての学年が対象で、アルゴリズム的思考とプログラミングに初挑戦する生徒に参加資格がある。このコンペを通じて、幅広い学習機会が提供される。オンラインで受講でき、原則無料、Code.orgのIT基礎コースからプラグラミング・コースまで含むものである。
ヴァンカBMBF大臣は「プログラミングは面白く、考えていたほど複雑ではない‐コンピューターゲームなどの遊びを素早く覚える生徒達は直ぐに気づくはず。この新たなコンペによりプログラミング・ファンは論理を組み合わせることに対する自分の才能を試することができる」と語り、「同選手権は、BMBF助成による全国的な生徒を対象とした他のさまざまなコンペの内容を補完するものである。こうした催しへの参加が、実験に熱中することで将来、科学や研究に魅了され続けるなどして、進路を決定づけることもある」と続けた。
BMBFは様々な児童・青少年コンペティションを支援しており、「若者は研究する」を初め、「青年作家の集い」、「若者は作曲する」さらには「若者は起業する」等がある。今回の新しいコンペもその一部となっているBMBFの全国IT選手権(BWINF)は毎年1,800校以上、約30万人の児童、生徒の参加を得ている。
ITユース選手権の第1ラウンドではオンライン・プラットフォームを通じてロボットを操作したり、バーチャルな亀の動きをプログラミングしたりする。参加者はブラウザとインターネットアクセス以外は必要としない。夏休みが明けると、第2ラウンドに進出した生徒はオリジナルな手法で複雑な課題と取り組むことが求められる。自信のあるものは、同時にスタートする「連邦IT選手権」の課題にも挑戦ことができる。
[DW編集局]