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- 国・地域名:
- ノルウェー
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ノルウェー研究会議
- 元記事公開日:
- 2017/03/31
- 抄訳記事公開日:
- 2017/05/23
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FRIPRO Toppforskに5億ノルウェー・クローネ(約66.8億円)を拠出
- 本文:
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ノルウェー研究会議の2017年3月31日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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ノルウェー研究会議とノルウェーにおける研究機関間の共同資金供与イニシアティブに基づき、ノルウェー研究会議が4度目の資金供与を発表した。今年は、新しいFRIPRO Toppforskのプロジェクトに対し5億ノルウェー・クローネ(約66.8億円)が提供される。FRIPRO Toppforsk助成金は、国際的に卓越した存在になる可能性を秘めた研究グループを対象にしている。採択プロジェクトには、4年または5年間にわたり1,500万~2,500万ノルウェー・クローネ(約2億~3.3億円)の資金が提供される。ノルウェーの全ての研究機関が応募可能で、申請書の提出期日は、2017年5月24日。
FRIPRO Toppforskは、高い技術を備えた研究者や精力的に活動している研究グループが、各々の分野でトップレベルとなることを意図している。そのため、審査過程では、当該プロジェクトのポテンシャルやプロジェクト・マネージャー、プロジェクト・グループにその実現可能性があるかが重視される。
プロジェクト・マネージャーは、研究管理や候補者の指導、国際的な研究協力に関する経験を積んでいることが求められる。
FRIPRO Toppforskへの申請は、他のFRIPROへの申請と同じ国際審査委員会によって審査され、二段階のプロセスでプロジェクト選定が行われる。5億ノルウェー・クローネの予算のうち、80%は大学へ、残りの20%はその他の研究機関に配分される。
FRIPRO Toppforskは、欧州研究会議(ERC)からの助成金を取得するノルウェーの研究グループの数を増やすという目的もあり、Toppforskの資金申請者がERCからの助成金を申請するためにプロポーザルを大幅に変更する必要がないように考慮されている。
また、FRIPRO Toppforskから資金供与を受けたプロジェクト・マネージャーが、その後の募集で再びFRIPROからの資金提供を申請するためには、ERCの助成金に申請しなければならない。
[JSTパリ事務所]