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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2017/04/04
- 抄訳記事公開日:
- 2017/05/26
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2015年度の連邦政府出資研究開発センター向けのファンディングが回復
- 本文:
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2017年4月4日付の国立科学財団(NSF)の標記発表の概要は以下のとおりである。
全米に42ある連邦政府の出資を受ける研究開発センター(FFRDC)は、2015年度に185億ドルの研究開発費を支出したと報告した。科学技術統計局(NCSES)の新しい報告書によると、これは数年間の減少または横ばいの後の最初の回復である。
FFRDCsは民間により運営されている研究開発機関であり、連邦政府から独占的にまたはその大部分について資金提供を受けている。2015年度のFFRDCによる研究開発費の支出の98%以上が連邦政府機関からの資金提供によるものであり、その他の資金源からの資金提供はごくわずかであった。
インフレを考慮した支出は2014年から2015年にかけて3.1%増加した。支出は現行ドル換算で4年間連続して減少し、そして2年間に横ばいまたは減少した後、増加に転じた。
NCSESによると、2015年度は、FFRDC研究開発費の22%が基礎研究に、39%が応用研究に、38%が開発に振り向けられた。
長期的な傾向としては、6つのFFRDCが研究開発支出の半分以上を占めている。NASAが支援するジェット推進研究所とエネルギー省が支援する5つの研究所(サンディア、オークリッジ、ロスアラモス、ローレンスリバモア、パシフィックノースウェスト)である。
2010年度から2015年度までの出資源の詳細な内訳については、以下のURLを参照のこと。https://www.nsf.gov/statistics/2017/nsf17314/
[DW編集局+JSTワシントン事務所]