[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防省(MOD)
元記事公開日:
2017/03/17
抄訳記事公開日:
2017/05/31

国防省、救命医療技術に関する1,400万ポンドの契約に署名

MOD signs £14 million contract for lifesaving medical technology

本文:

国防省(MOD)の2017年3月17日付 標記発表の概要は以下のとおり。

ベイジングストーク(Basingstoke、イングランド・ハンプシャーにある町)の企業が国防省との1,400万ポンドの契約に基づき英国の軍隊に救命医療モニターを納入する。

Remote Diagnostic Technologies(RDT)社が設計・製造する”Tempus Pro”モニターは、英国の海軍、陸軍、空軍の要員が任務従事中に負傷または病気となった場合の緊急治療を容易にすることに役立つ。この軽量かつ堅牢なポータブル・モニターは、バッテリーで稼働し、陸上、海上、空中での使用が可能である。このモニターは血圧、脈拍、呼吸数などの医療データを医療施設や治療チームにリアルタイムで送信し、患者の状況を事前によく把握できるようにする。

60名以上の雇用維持につながる本契約では、既に444個のモニターが空軍に納入されており、今後5年間にさらに900個以上の購入計画がある。本契約は国防省のイノベーション・イニシアチブの一環で、将来の軍事的優位性維持の追求において想像力、創意工夫、起業の奨励を狙う。

Tempus Proモニターは医療救助用の車両や航空機、大隊救助基地、病院船、野戦病院で遠隔使用される。

[DW編集局]