[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2017/03/30
抄訳記事公開日:
2017/06/02

英国政府、コネクテッド自動運転車における英国の主導的地位確立に向けた次なる措置を発表

Government sets out next steps in establishing the UK as global leader in connected and autonomous vehicles

本文:

ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2017年3月30日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

グレッグ・クラーク(Greg Clark)BEIS大臣はこのほど、政府の1億ポンド投資プログラムによるファンディングを活用して、コネクテッド自動運転車両(CAV)の試験施設の創設を支援する第1次コンペティションの開始を発表した。これは、バーミンガムとロンドンの間のM40モーターウェイ回廊沿いに、CAV試験の中核的クラスターを創設するという計画である。

このテストベッド・プログラムは、世界トップクラスのCAV試験インフラを展開するという政府の産業戦略による取組の一環をなすものである。本プログラムでは英国の既存のCAV試験センターのいくつかを活用して、コベントリー、バーミンガム、オックスフォード、ロンドンなどウェストミッドランド州の英国自動車産業の中心地に集中した試験施設クラスターを創出することを目指す。

まとまりのある全英的クラスターを創出することで、政府および産業界は、英国におけるCAV技術開発を急速に加速させ、この分野の知的資本を伸ばし、海外からの投資を誘導し、コンピュータ・プログラムから路上試験に至るまでCAV技術に要求されるすべての試験要件を満たす国家的なエコシステムを創出することが可能になる。

本プログラムは一連のファンディング・コンペティションを通しての助成金事業で、産業界が同額のファンディングを行うため、4年間の総支出額は最高2億ポンドになる。今回発表の第1次コンペティションでは、テストベッド・ファンディングの初期総額5,500万ポンドを競うことになる。

[DW編集局]