[本文]
-
- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
- 元記事公開日:
- 2017/04/03
- 抄訳記事公開日:
- 2017/06/06
-
英国のクリーン・エネルギー振興に2億9,000万ポンド
- 本文:
-
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の2017年4月3日付標記発表の概要は以下のとおり。
再生可能エネルギー開発業者は、英国におけるクリーン・エネルギー成長の支援を目的とした2億9,000万ポンド相当の契約の獲得を求めて競争する。再生エネルギーに関する差額決済契約(CfD)制度による第2回オークションがこのほど開始された。
差額決済契約は競争プロセスを経て勝ち取られるもので、消費者のエネルギー・コストを引き下げるとともに、企業にはその低炭素発電電力に見合う一定の価格を15年間にわたって保証するものである。これにより企業は、投資を引き寄せてプロジェクトを立ち上げるのに必要な支援と確証を得ることができる。
今回対象となる契約は、再生可能電力プロジェクトに年額で最大7億3,000万ポンドを支援するという政府の取組の最初の一環である。よりクリーンでより柔軟性のあるエネルギー供給を確保することで、産業戦略の主要な柱を支えるものである。
この制度は光熱費の一部をなす徴収税による資金が充てられており、その資金に見合う最大の価値をオファーするプロジェクトのみが契約を獲得する。
このほど開始されたオークション・プロセスは秋までには締め切られ結果が発表される予定である。
2010年以降、英国では再生可能エネルギーに対して520億ポンドの投資が行われてきたが、2016年の第3四半期に初めて英国の電力の半分が低炭素源由来のものになった。英国は有害な炭素排出削減でも大きな進歩を遂げつつある。最近発表された暫定的な数値によれば、温室効果ガス削減の2050年目標(1990年より42%削減)への道のりの中間地点にある。
[DW編集局]