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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 英国原子力公社(UKAEA)
- 元記事公開日:
- 2017/04/07
- 抄訳記事公開日:
- 2017/06/09
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RACEが1,000万ユーロのITER試験施設を主導
- 本文:
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英国原子力公社(UKAEA)の2017年4月7日付 標記報道発表の概要は以下のとおり。
UKAEAとITER(国際熱核融合実験炉。ITERプロジェクトとは、フランスのカダラッシュに本拠を置く国際核融合エネルギー・プロジェクトを指す)機構は、UKAEA配下のRACE (困難な環境における遠隔適用業務センター: Remote Applications in Challenging Environments)が最低でも5年間にわたりITERのIRTF(遠隔操作試験施設: ITER Remote Handling Test Facility)を運営するという技術協力を開始した。
英国政府は上記期間に500万ユーロを投資し、ITER機構も同額を投資して、ITERの構成部品のメンテナンスに必要となる重要な遠隔操作による操作試験を実行する。
IRTFが使用される目的は、遠隔操作システム設計の試験と評価、一般的および特定のメンテナンス作業の遠隔操作試行の実施、このような遠隔操作作業の可能性・適合性の実証、そして最終的な構成部品の設計への運用上のフィードバックを提供することである。なおUKAEAのRACEセンターでは現在、ITERプロジェクトの遠隔メンテナンス・システムを開発している産業界主導のパートナーシップを多数支援している。
[DW編集局]