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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
- 元記事公開日:
- 2017/04/05
- 抄訳記事公開日:
- 2017/06/12
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高等教育・研究の現状 第10版(2017年度版)の公表③
L'état de l'Enseignement supérieur et de la Recherche en France n°10 - Avril 2017
- 本文:
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国民教育・高等教育・研究省(MENESR)は2017年4月5日付で標記資料を公表した。この文書の中からフランスの研究活動の位置づけに関する部分の概要を以下に抜粋して示す。
・”Horizon 2020″への参画を通じた欧州研究圏におけるフランス
2014年1月から2016年9月の間、研究・イノベーションを志向する欧州枠組みプログラム”Horizon 2020″に参加することにより、フランスは21億ユーロを受領している。補助金の10.6%を獲得して、フランスは欧州研究予算の3番目の受益国である。・論文発表を通してみるフランスの科学像
2015年、フランスは学問分野的にはバランスのとれた姿を呈しているが、特に数学における専門能力に強みを示している。フランスは英国や米国とは大きく異なっており、人文社会科学により特化している。・論文発表を通してみるフランスの科学の地位
2015年、フランスは科学論文の生産量で第7位にランクされている。他の上位国同様、世界シェア(2015年は3.3%)は科学新興国の出現以来下降傾向にあるが、発表論文のインパクトは大きくなっている。フランスはドイツや英国に匹敵する高いレベルの国際共同研究を維持している。EUと米国が科学研究パートナーの上位を占める。・科学論文発表を通してみた生物医学研究領域におけるフランスの地位
2015年は、EU、米国、中国で生物医学研究論文の約75%を占めている。フランスは米国や一部の欧州諸国ほど生物医学研究に特化していないが、2万記事で第7位に位置し、世界の発表論文の3.4%を占める。引用件数では8位であるが、インパクト係数では世界平均を上回っている。・フランスの技術の地位
2014年はEU諸国の後退と中国、韓国のような新参国の登場という一般的状況下で、フランスは欧州特許庁への特許出願で第4位を維持している。それと対照的に米国特許庁に登録されるEUの特許数は2010年以降急激に増えており、したがってフランスも同様に増えており、米国市場の求心力が目立っている。 [DW編集局+JSTパリ事務所]