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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州研究会議(ERC)
- 元記事公開日:
- 2017/04/07
- 抄訳記事公開日:
- 2017/06/13
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2016年度ERCアドバンスト・グラント採択プロジェクトのハイライト
- 本文:
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2017年4月7日付の欧州研究会議(ERC)の標記記事では、2016年のERCアドバンスト・グラント*に採択されたプロジェクトについて紹介している。概要は以下の通りである。
プロジェクト名:磁気熱量効果による新規冷却コンセプト(Cool Innov)
研究者(所属):Prof. Oliver Gutfleisch(ダルムシュタット工科大学、ドイツ)
ERCからのファンディング:5年間で250万ユーロ
目的:新しい磁気/機械熱量効果材料を開発し、3Dプリントを使用して複雑な形状を有する新規の熱交換構造物を製作する。プロジェクト名:実証から布の扱い方を学ぶ
研究者(所属):Prof. Carme Torras(ロボット・産業インフォマティクス研究所、スペイン)
ERCからのファンディング:5年間で250万ユーロ
目的:布を認識させ折りたたませる、マットレスに柔らかいカバーをつけさせる、といった実証を通じ、ロボットに布を扱わせる理論を開発する。プロジェクト名:硫化カルボニル:気候観測の新しい手法(COS-OCS)
研究者(所属):Maarten Krol(ワーゲニンゲン大学、オランダ)
ERCからのファンディング:5年間で246万ユーロ
目的:気候変動のメカニズムと関連の深い硫化カルボニルの大気中の量を、より正確に把握できるようにする。プロジェクト名:企業とそのネットワーク
研究者(所属):Francis Kramarz(国立科学研究センター、フランス)
ERCからのファンディング:5年間で175万ユーロ
目的:企業の社会的あるいはビジネス上のネットワークが、危機に対する企業の耐性をどのように高めるかについて明らかにする。プロジェクト名:アホロートルの肢の再生における、再生を可能にする遺伝子発現と位置記憶の進化についての理解
研究者(所属):Prof. Elly Tanaka(分子病理学研究所、オーストリア)
ERCからのファンディング:5年間で232万ユーロ
目的:アホロートルの肢の成長と再生についての理解を深める。*ERCのウェブサイトによると、アドバンスト・グラントとは、過去10年の間に極めて優れた成績を収めた研究責任者(PI)を対象としたファンディングプログラムである。
[DW編集局]