2017年4月18日付の米国科学振興協会（AAAS）による標記発表の概要は以下のとおりである。

AAASは上下両院のリーダーらに宛てた4月17日付書簡で、近々予定されている科学のための行進への一参加団体としての役割は、科学の貢献の重要性を称えたいという願いに基づくもので、特定の政策や個人に抗議するものではないことを強調している。

AAASのラッシュ・ホルトCEOは、「行進は科学者や科学を愛好する一般公衆にとって科学の重要性、価値、魅力を喧伝する機会である。科学的合意を蔑ろにし科学界の自由な活動を制約しようとする昨今の動向が、科学界の懸念を誘発していることは確かである」と述べている。

ホルト氏はまた、「上記のような懸念から科学界は社会における科学の地位の見直しを迫られ、科学が真実を伝えるということを単純には期待できないという困った現実に直面させられている。科学は支持者を必要としており、コミュニケーションを必要としており、行動を必要としている」とも述べている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]