[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2017/05/13
抄訳記事公開日:
2017/07/19

カザフスタンの材料試験用トカマク装置の実験施設共同利用に関するCIS協定案の承認

Approval of the draft CIS Agreement on the joint use of the experimental facilities at Kazakhstan Tokamak for Material Testing

本文:

ロシア連邦政府の2017年5月13日付標記発表の概要は以下のとおり。

標記協定案は、2020年までの原子力平和利用分野におけるCIS諸国協力枠組みプログラム(Cooperation Atom-CIS)(2011年5月19日締結)に準拠して国営原子力公社ロスアトムが提出したものである。

カザフスタンの材料試験用トカマク装置は、広範囲にわたる構造材料・機能材料の研究用に考案された独特の実験施設である。既存の産業用原子炉の最新化および先進の革新的原子炉のいずれにも対応でき、また制御熱核融合の分野における応用・理論上の問題解決に対応できる。

ロシアの研究センターや原子力業界企業、およびその他のCIS諸国の研究機関は、カザフスタンの施設での研究に期待している。

カザフスタンの材料試験用トカマク装置の実験施設共同利用に関する協定案は政府指令により認可されており、2017年3月17日にはCIS経済評議会で承認されている。

本協定では協力の領域を定義し、所轄官庁の指名および科学技術諮問会議の設置を規定している。また輸出規制や知的財産権保護に関する条項も含まれる。

[DW編集局]