[本文]

国・地域名:
ロシア
元記事の言語:
英語
公開機関:
ロシア連邦政府
元記事公開日:
2017/06/07
抄訳記事公開日:
2017/07/31

ロシアのイノベーションを牽引する「スタートアップ・ビレッジ」

Startup Village

本文:

ロシア連邦政府の2017年6月7日付発表ではドヴォルコーヴィッチ(Arkady Dvorkovich)副首相の標記イベントへの参加を報じているが、以下では「スタートアップ・ビレッジ」の特設サイトから標記イベントの概要を記す。

「スタートアップ・ビレッジ」はスコルコボ財団がそのパートナーの協力を得て技術起業家向けに開催するロシアおよびCIS諸国最大規模のスタートアップのイベントである。スタートアップの創設者やイノベーターが、成功を収めた起業家、投資家、技術系大企業、政府機関の代表者たちと会合して、技術動向、アイデア、そしてロシアの次世代起業家養成に関して議論することができるユニークな場である。本イベントは毎年20か国以上の代表が集うグローバルなイベントで、2017年は第5回目の開催となった。

・会議
ビジネス・プログラムには約150以上の対話セッションがあるが、これらは技術動向、新市場の形成、ビジネスモデルの変革、ブレークスルー技術の事業現場への取り込み等に関する研究に充てられるものである。

・コンペティション
最終製品またはプロトタイプがあって100万ルーブル以上の収入があれば、企業コンペティションに参加する機会がある。賞金は1位が500万ルーブル、2位が300万ルーブル、3位が200万ルーブルである。また、優れたアイデアはあるが、まだごく初期段階である場合は、アイデア・コンペティションに参加して100万ルーブルを獲得する機会がある。

・スタートアップ・バザー
プロジェクト展示会であって、その枠組みのなかで若手チームがプロトタイプから最終製品に至るまでのロシアの先進開発品を発表するものである。今年はスタートアップ150社が展示会に参加した。

・「スタートアップ・ビレッジ」でのマッチング・サービス
商談のための面談のアポイントメント・サービス。専用の面談場所が設けられている。2016年は578件の投資家とスタートアップとの間の面談が実施された。

[DW編集局]