2017年6月8日付欧州委員会 研究・イノベーション総局の標記発表の概要は以下のとおりである。

21か国からの中小企業（SME）69社が、最新の「Horizon 2020 中小企業向け支援プログラム」フェーズ2においてファンディング対象として選抜された。64件のプロジェクトに参画するこれらSMEに配賦されるファンディングの総額は9,996万ユーロである。SME支援プログラムの今回のフェーズでは、各プロジェクトはイノベーション活動の資金として各々250万ユーロ（医療プロジェクトは500万ユーロ）を上限として助成を受ける。

ファンディング対象の規模ではスペインが15社で最も多く、次いでイタリアの10社、スウェーデンとデンマークの5プロジェクトが続く。プロジェクトのほとんどが情報通信技術（ICT）（12プロジェクト）と輸送（10プロジェクト）の分野で、医療分野が9プロジェクトでこれに続く。

フェーズ2のファンディングにより、企業は、製品の熟慮されたビジネスプランを作成することに加えて、実証、試験、パイロッティング、規模拡大や小型化などのイノベーション活動への投資が可能となる。

[DW編集局]