2017年6月9日付高等教育・研究・イノベーション省（MESRI）の標記発表の概要は以下のとおり。

2017年6月1日米国の「パリ協定」離脱決定を受けて、マクロン大統領は研究者、教育者、起業家、学協会、NGO、学生および市民社会全体に対して、気候温暖化に立ち向かうために立ち上がりフランスと共に行動するよう呼びかけを開始した。この呼びかけは気候温暖化対策で先頭に立つフランスの意志を示したものである。

・生態系遷移への関与を期待する研究者向けのインターネット・サイト

2017年6月6日エリゼ宮において大統領を議長とするパネル・ディスカッションが開かれた。3閣僚（外務大臣、経済大臣、高等教育・研究・イノベーション大臣）、市民社会の代表、科学者らが出席して、気候政策に関するフランスの行動と目標を再確認した。この席で大統領は、生態系、エネルギー、気候の変遷への関与を期待するあらゆる人材の受け入れを促進するべく、インターネット・サイトの創設を発表した。このサイトは特に研究者がフランスにおいて気候温暖化に対する具体的解決策を開発する研究プログラムに志願できるようにする狙いがある。

6月8日開設されたこのサイト”Make Our Planet Great Again”（素晴らしい地球を取り戻そう）の使命は、地球環境の保護を目的としてフランスでプロジェクトへの投資、研究の実行、資金調達あるいは定住を考えている人々の活動を支援することである。

[DW編集局+JSTパリ事務所]