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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
- 元記事公開日:
- 2017/06/19
- 抄訳記事公開日:
- 2017/08/07
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「素晴らしい地球を取り戻そう」:気候変動対策に関する優先研究プログラム
- 本文:
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高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の2017年6月19日付標記発表の概要は以下のとおり。
マクロン大統領は2017年6月1日、研究者、教育者、起業家、学協会、NGO、学生および市民社会全体に対して、気候温暖化対策に向けたフランスの行動と参加の呼びかけを開始した。この呼びかけは、6月8日に開設されたインターネット・プラットフォーム「素晴らしい地球を取り戻そう(MAKE OUR PLANET GREAT AGAIN)」に掲載されている。
この取り組みをさらに進めるべく、政府は気候変動対策に関する優先研究プログラムの設置を決めた。政府は本プログラムを国立科学研究センター(CNRS)に委託する。これには第3次「将来への投資」プログラム(PIA3)による追加予算3,000万ユーロが予定されている。ファンディングの額は全体で6,000万ユーロとなり、5年間で約50名の研究者を受け入れる。本プログラムは外国で実績を有するハイレベルの科学者に関するもので、特に米国の熟練研究者や高い能力を有する若年研究者が対象である。
本プログラムの研究対象領域は次のとおりである。
・気候科学
・地球系の観察と解明
・エネルギー移行の科学と技術対象となる研究者はフランスの特定の研究室と組んだプロジェクトを基に応募できる。これらの研究者は上記テーマで活動する質の高いフランスの研究チームと研究環境の恩恵を受けることができる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]