[本文]
-
- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2017/06/26
- 抄訳記事公開日:
- 2017/08/08
-
中小企業のための国際プロジェクト参加のチャンス
- 本文:
-
新たに国内10拠点のクラスターおよびネットワークがBMBFの助成により国際共同研究を推進することになった。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
航空機内の騒音防止および防火レベルの改善を先端クラスターHamburg Aviationがカナダの航空拠点ケベック・モントリオールと共同で研究。また有機材料から作られる透明で曲げることのできるソーラーシートの新しい利用方法をOrganic Elecronic Saxonyが日本のパートナーと共に研究する。現在、ドイツの先端クラスターおよび未来プロジェクトプログラムのうちBMBFの支援により、欧州のオランダやフランスだけでなく、アジアのイノベーション力のある国々、アメリカ大陸のトップ・イノベーション地域と戦略的協力を展開させている例が22例ある。これに加え10拠点が採択され特に中小企業が国際的なイノベーションプロセスおよび知識プロセスに参加するチャンスをもたらすと期待されている。選考されたクラスターは最大400万ユーロを最長5年にわたって助成される。
ヴァンカBMBF大臣は「イノベーション進展の一つの鍵は自国、そして他国の戦略的パートナーとネットワーク化することである。国境を越えてアカデミアと産業界のイノベーション能力を結束させなければならない。ドイツだけでなく海外の拠点にとってもウイン・ウインの状態をもたらすだろう。」と語った。
研究拠点国際化助成プログラムに関連する広範な付随研究プロジェクトにおいて、国際的な研究協力から得られる知識と経験を科学的に分析評価し、関係者にフィードバックする。国際クラスターネットワークが研究者、企業、研究機関そしてマネジメント組織の各種レベルでどのように発展し、またどのように相互に結び付いていくのかを調べる。加えて、ウェブベースの継続的な職業訓練の需要と供給をどのように結びつけることができるのか、またクラスターマネジメントを学べる革新的な教育コンセプトがどのようなものになるかについても調査する。
[DW編集局]