[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立研究機構(ANR)
- 元記事公開日:
- 2017/06/22
- 抄訳記事公開日:
- 2017/08/10
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研究大学院(EUR)プロジェクト公募(第1波)
- 本文:
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国立研究機構(ANR)の2017年6月22日付発表の冒頭部分では当プロジェクトに必要な一部書類の提出日の変更などを伝えているが、ここでは標記プロジェクト公募の概要を該当ページから要約して以下に記す。
「研究大学院」施策は、大学の各現場で1つないしは複数の科学領域における研究と教育の効果および国際的求心力を強化できるようにすることを目標とする。そのために修士・博士課程教育とハイレベル研究室とを結集した研究大学院を1つないしは複数創設する。つまり大学院(Graduate School)として国際的に知られるモデルをフランスにおいて資金支援しようとするものである。ここでは本プロジェクトが研究機関と十分連携して、強力な国際的側面を備え、経済界の当事者とも可能な限り密接な関係を保つようにする。
本施策はフランスの高等教育および研究制度を構造化する性格を帯びており、次のような狙いをもつ。
・最高レベルの教育と研究との強力な連携を図る。
・規模や関与する分野に関わらず、所轄地域全体の各施設・各現場のテーマ別の長所を有効活用する。
・国際的に知られた手段(大学院)を活用し、戦略的な国際協力関係を構築し、優秀な学生やポスドクを招き入れて、フランスの国際的影響力・求心力に寄与する。
・統合の枠組みを提供する。また必要に応じて、将来への投資プログラム(PIA)の枠組みでの資金支援策や他の文脈で指定・資金支援されるプロジェクトに対する長期的展望を示す。採択プロジェクトは最大で10年間資金支援を受ける。本施策には10年間の予算割当額として3億ユーロが充てられる。
[DW編集局+JSTパリ事務所]