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- 国・地域名:
- 英国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 首相官邸
- 元記事公開日:
- 2017/06/21
- 抄訳記事公開日:
- 2017/08/17
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Queen’s Speech 2017:その概要を示すポリシー・ペーパーから
- 本文:
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政府(首相官邸)は2017年6月21日行われた女王演説(Queen’s Speech 2017:政府の施政方針の発表)の概要を記したポリシー・ペーパー「Queen’s Speech 2017:background briefing notes」を同日付で公表した。その中で「より強力な経済の構築(Building a stronger economy)」方針を述べた部分を抜粋要約して以下に記す。
●自動運転・電気自動車法案
本法案により、電気自動車や自動運転車といった路上車両の新技術開発において、英国が引き続き最先端に立てるようにする。
・急速に進化する電気自動車の技術の進歩に後れを取らず、大気の質の向上にも資する規制枠組みを可能にする。
・電気自動車、水素自動車向けの充電ポイントの設置に備える。
・エンジン駆動車の強制保険を拡張して、自動運転車の使用を対象に含めるようにし、長年の保険の慣行に沿って、賠償請求に対して迅速、公正、かつ容易に支払が実施されるようにする。●宇宙産業法案
英国は世界でも有数の航空宇宙産業を擁しており、最新の衛星向けの新技術を開発してきた。本法案では次のことを実現する。
・垂直発射ロケット、宇宙往還機、衛星オペレーション、宇宙基地、その他技術など、広範囲にわたる新たな商用宇宙飛行に許可を与える。
・リスクを管理する規制枠組みを創設し、英国における商用宇宙飛行の安全を確保する。●HS2(High Speed 2)フェーズ2A法案
HS2プロジェクトの次なるフェーズ、「コミュニティの結合」は本法案で明確にされる。
・バーミンガムとクルー間のHS2ネットワークの次なる段階の構築・運用を行う権限を用意する。●スマートメーター法案
光熱費の透明性の向上と各世帯での使用量の効果的な監視に資するため、本法案では次のことを実施する。
・スマートメーターに関する規制を変更する権利を5年間延長し、効果的な展開の確保を図る。
・特別執行制度(Special Administration Regime)を導入して、プロバイダーが破産した場合でも継続して全英スマートメーター・サービスが運用できるようにする。※ポリシー・ペーパー「Queen’s Speech 2017: background briefing notes」の原文については以下より閲覧可能。
https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/620838/Queens_speech_2017_background_notes.pdf [DW編集局]